2006年10月23日

喉を嗄らしても

嗚呼、そうだ。

何も知らずに安穏と生きていたのは俺の罪だ。

知る機会も時間も俺にはたくさんあった筈なのに、
俺は今日まで何も知らず、否、知ろうとさえせずに過ごしてきた。

今、こうして惨い結末のみが目の前に突きつけられているのはその罰なのだろうな。

ひどく悩んだであろう友を救うことも出来ずにただ見送るしかないのか。
大人のふりをして全てを受け入れたような顔をして、
そうして俺は大切な友を失うのか…永劫に。

…そんなこと俺には耐えられない。

嗚呼、待ってくれ、行かないでくれと喉を嗄らして叫んでも、
もはや貴方には届かないのか?

俺だけではない。
貴方と縁を持ち、同じ瞬間は二度とない尊い時間を過ごしてきた多くの者、
貴方を大切に思い強く信じる者たち全てを振り切って行ってしまうのか。

哀しいよ。
哀しくて胸が痛い。
posted by ハルカゼ | 日記

2006年10月11日

…しまった。

思いっきり寝過ぎた。
posted by ハルカゼ | 日記

2006年08月22日

再開の日

言葉の持つ力を厭というほど思い知った。
雑記帳に言葉を綴るのを暫くやめようと思った。
それでもやめたくなくて無理矢理に自分のいない空っぽな言葉を綴っていた。
…耐え切れなくなって筆を置いた。

あの時、もう二度と筆は取るまいと思った。

それでも毎日欠かさずに見に来てくれる友人たちの痕跡に、
小部屋や伝言であたたかくて有り難い言葉を掛けてくれる友人たちに、
何も言わずともずっと俺を気に掛けてくれている友人たちに、
たくさんの勇気やあたたかい気持ちを貰った。

…大切な人や友人たちに無用な心配をさせたりや無闇に迷惑を掛けたり、
優しい言葉を掛けてほしくて「筆を置く」って書いたわけじゃないんだけど、
結果的に心配させて迷惑掛けて、優しい言葉を貰ってしまった。
俺は恵まれている。果報者です。
ありがとう、皆、ほんとうにありがとう。

そんな友人たちに少しでも応えたいから、
少しずつだけどまた雑記帳を書いていこうと思った。

…もしかしたらすぐに筆を置くことになるかも知れない。
その時は今度こそ潔く雑記帳を閉めよう。
そして余り人目に付かない新しい雑記帳に書き綴っていこう。
そう心に決めればあんなに重かった手も少しは軽くなったように感じる。

さぁ何処から書き始めようか?
posted by ハルカゼ | 日記

2006年08月21日

風変わりなスイカ

夜と呼ぶには些か朝の気配が強く、
朝と呼ぶには夜色のカーテンが辺りを包んでいる――この時間が俺は何より好きだ。
空気が澄み、涼しくて、とても静か。

そんな中をぶらりぶらりと歩いていて、
ふと通り掛かったキララ様の庭先に積み上げられた大量のスイカに目を奪われた。
話を聞けば唐辛子畑とスイカ畑の境目に育ったスイカで辛いらしい。
それも激辛なのだという。
スイカと言えば普通は甘くて瑞々しいものというのが自分の中では当たり前だったから、
その激辛味のスイカに無性に興味が湧いてしまった。

…いや、駄目だ。好奇心に突き動かされるままに行動してはいけない。
このスイカは激辛なのだと聞いた時点で、
俺の全身が激しく警鐘を鳴らしているじゃないか!聞こえるだろう?!
嗚呼、それでもこの抑えることが出来ない好奇心…!俺は一体どうすれば…!

…気が付けばスイカを小脇に抱えていた。
好奇心とはかくも抗い難く恐ろしいものだったか。
買ってしまったのであれば仕方ない腹を括って激辛スイカを堪能しよう、と開き直り、
にこにこしながら立派なまぁるいスイカをくるりと回して身体が固まった。

ず、随分と…
目付きが悪う御座いますね!
Σ(´□`;(何故か丁寧


さて、買ったは良いが一人で食べるのはどうにも味気ない。
やはりこういうものは道連れ…否、運命共同体…嗚呼、違うな…(汗
ええと、そう、一緒に食べる人がいなくては美味しさも半減するというもの。

一緒に食べてくれそうな人を思い浮かべていて、とある人物で思考が停止する。
嗚呼、彼ならその背に背負った太刀でスイカを一刀両断にしてくれるだろうし、
俺の部屋に生えた正体の分からぬキノコの入ったカレーを受け取る心意気と、
それを食しても平気な強靭な胃の持ち主だから屹度こいつを食べてくれるだろう。

…いや、必ず食べて貰う(メラリ(再び湧き上がる闘争心

さて、どんな顔をするかな。
気分は悪戯をする子供のよう。
年甲斐もなくワクワクドキドキしながら友人のテントを目指し歩く夏の道。
その足は少しずつ速くなって、いつしか走っていた。

一緒に激辛スイカを食べて、一緒に思い切り笑おう。
夏はもうすぐ終わってしまうのだから。

***夏の笑顔***

posted by ハルカゼ | 日記

2006年08月15日

夏の風物詩

ポスン、という軽い音と共に突然窓から投げ込まれた書簡。

何事かと慌てて窓辺に走り寄ろ辺りを見回せば、
燃えるような緋色の髪をした友のすっきりと伸びた背中が遠くに見えて、
嗚呼、無事に戻ってきてくれたのだな…と安堵した。
本当は何度も部屋に様子を見に行こうかと思ったけれど、
あの日、彼の部屋にいた漆黒の人影を遠目から見ただけでひどく恐れを抱き、
その足を止めてしまった俺はただじっと待っているしかできなかった。
彼が戻ってくるのをじっと――。

だから、こうして彼が戻ったぞと教えてくれたことがとても嬉しかった。

彼の後姿を見送って投げ込まれた書簡を読もうと手を伸ばしたとき、
細くしなやかな絹の糸で何かが巻き付けられていることに気が付いた。
不思議に思いながら絹糸を解いた瞬間、
小さな影がビーッという俺にとって不吉な羽音をさせ凄い勢いで飛び出すと、
天井近くの壁に張り付き、おもむろに…――

ミィーンミンミンミンミンミン

ギャァァァ!蝉ィィィーーー!!Σ(((゚□゚;≡;゚□゚)))

狭い部屋に鳴り響く大音量の鳴き声に思わず犬耳を押さえるが、
頭の中に響く蝉の鳴き声は一向に小さくならず、
自分にはもう1つ耳があったのだと思い出し慌てて人間耳を押さえる。
結果、犬耳が解放され頭に響く音はやはり小さくならなかった。
…犬耳を押さえれば人間耳が、人間耳を押さえれば犬耳がおろそかに…。

あ、圧倒的に耳を押さえる手が足りない…ッ!!_| ̄|○|||

数時間後、夏の風物詩はその短い余生を謳歌するために広い空へと羽ばたいて行った。
仕返し…否、お礼をしに行かなければという使命感にメラリと燃える俺を残して。
posted by ハルカゼ | 日記

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